2004年3月11日
三菱ふそうトラック・バス株式会社 コミュニケーションチーム 三菱ふそう製大型車のリコールについて
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三菱ふそうは本日、一部機種に以前から実施してきたタイヤ脱落を防止するためフロントホイールハブを交換する一連の自主対策を拡大し、96年型とそれ以前の全ての大型車につきリコールの実施を発表しました。今回のリコールは、2002年1月22日に開始した自主対策において改修対象とした車種が含まれており、これらの殆どの車両はすでに交換を完了しております。 今回のリコールを実施することにより、三菱ふそうはフロントハブの交換が完了していない約1300台の作業の促進も図ります。今回のリコールは前回の自主対策に含まれていない大型車についても安全を最優先するために対象としています。また、海外市場においても同様の考え方を適用する予定です。 今回のリコールは、2002年に自主対策を実施した時の安全最優先の方針を再度適用いたしました。 三菱ふそうは、2003年から新しい経営陣を得て、また協業のパートナーであるダイムラークライスラーから得た新たな手法を組織的に活用することにより要因分析の信頼性を向上させることができました。この組織的な手法を活用した結果、ある一定の運転条件においては、不適切な整備のみならず、設計上の要因によってもハブに亀裂を発生させ得る可能性のあることが判明いたしました。この亀裂はやがてタイヤの脱落を発生させる可能性があります。 今回のリコールは、増大する道路交通の安全確保への社会からの厳しい要請に応えるとともに三菱ふそうは安全関連の情報を積極的に開示することで企業としての最大限の透明性を目指します。 三菱ふそうは今後とも道路交通安全の最大限の確保のためあらゆる手段を講じることを約束するものです。 以上 |