三菱ふそうトラック・バス(以下:MFTBC)株式会社は、本日、社団法人自動車技術会が発表した第58回自動車技術会賞で、「技術開発賞」を受賞しました。
受賞したのは「運転注意力モニター(以下:MDAS‐III※)」です。運転注意力の低下による事故の発生を未然に予防する新世代の安全システムで、その技術水準と低コストで標準装備できる点が高く評価されました。
MFTBCは国土交通省の推進するASV計画に参画し、予防安全技術の開発に積極的に取り組んでいます。運転注意力モニターは1996年の投入から改良を積み重ね、現行のMDAS-IIIで3代目となります。
MDAS-IIIは、2007年4月に発売した大型トラック新型「スーパーグレート」長尺カーゴ系に標準装備され、約2,900台が販売されました。
社団法人自動車技術会は、1947年に創立した学術団体で、自動車を通して産業経済の発展や国民生活の向上に寄与することを目的に活動しています。自動車技術会賞は、1951年から自動車技術の向上発展を奨励することを目的に制定し、学術貢献賞、技術貢献賞、浅原賞学術奨励賞、浅原賞技術功労賞、論文賞、技術開発賞、の各6つの賞があります。今回受賞した「技術開発賞」は、自動車技術の発展に役立つ新製品または新技術を開発した者に贈られる賞です。
なお、授賞式は、5月22日(木)にパシフィコ横浜で開催される「自動車技術会春季大会」にて行われます。
※MDAS‐III : Mitsubishi Driver's Attention monitoring System‐IIIの略 |