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三菱ふそう

海外から「キャンター エコ ハイブリッド」を初受注


2009年10月14日

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下:MFTBC)は、アイルランドおよびオーストラリアの企業から小型トラック「キャンター エコ ハイブリッド」の正式受注により、年内には輸出を開始します。

「キャンター エコ ハイブリッド」は既に2008年1月より、英国で現地企業5社に合計10台納入し、実証試験を実施しています。今回この実証試験を踏まえ、海外への輸出を年内より開始することとしました。

今回のアイルランドとオーストラリアからの新規受注は、「キャンター エコ ハイブリッド」としては初の海外輸出になります。このトラックを利用する企業は、エネルギー会社・食品パッケージ・速達貨物輸送・飲料配達業等と多岐に渡っています。
なお顧客の一つには、アイルランドのダブリンに拠点を置くアイルランド電力公社 (ESB) があります。
ESBは、アイルランドの主要電力供給公共事業で、同社はこの車両を顧客サービスやインフラ整備等に活用する予定です。



キャンター エコ ハイブリッド(英国実証試験仕様車)

MFTBCのアルバート・キルヒマン社長兼CEOは、今回の受注について「日本におけるキャンター エコハイブリッドの成功を基に、三菱ふそうは、世界的な機会の拡大に取り組んでいます。ダイムラー・トラックのグローバルハイブリッドセンターとして、三菱ふそうはクリーンなハイブリッド商用車を開発・実現することに献身的に取り組んでいます。」と述べています。

また、カイ・ウーヴェ・ザイデンフース副社長兼海外販売本部長は「海外市場のお客様に、低排出ガスで燃費のよい、信頼性の高いキャンター エコハイブリッドをお届けすることを誇りに思います。これは、ハイブリッドの販売を強化する取組の重要な第1歩であり、2010年には、ハイブリッドトラックの販売を、海外市場へさらに拡大していく予定です。」と述べています。


「将来の輸送のあり方を形成する(Shaping Future Transportation)」構想

今回の海外初のハイブリッド受注は、新型キャンター エコハイブリッドの発売、グローバルハイブリッドセンター (GHC)の設立1周年と並んで、2009年の新たな節目となります。
MFTBCのハイブリッド開発における努力は、ダイムラー・トラック・バス部門の「将来の輸送のあり方を形成する(Shaping Future Transportation)」構想の一部です。
このコンセプトは、商用車の燃費と排出ガスの大幅低減を達成する現在の努力を倍加させることを目指しています。ハイブリッド技術は、ディーゼル燃料の消費を30%抑えることができ、商用車においてCO2削減の主要な役割を果たしています。




私たち三菱ふそうトラック・バス株式会社は、「商品・人・サービス」など企業活動のすべてについて「お客様・社会全般・地球環境」のために何ができるのか、何をなすべきなのかを考えます。
私たちの企業活動を「All for you」という言葉に込め、すべての大切な社会や環境、そして、大切なお客さまのために役立てていけるよう追求しつづけます。


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