三菱高規格救急車「ディアメディック」新発売
三菱自動車工業(株)では、高い機動性と広い患者室、搬送中の患者への負担軽減を配慮した数々の装備を採用して、スピーディ、スムーズで高度な救急処置が行える三菱高規格救急車「ディアメディック」を7月7日(月)より全国のふそう系販売会社から発売する。
三菱高規格救急車「ディアメディック」は、クラス最小の最小回転半径(4.9m)とFRP一体成形のコンパクトなボデーにより狭い道でも取り廻しの良い高い機動性、各種医療機器が搭載でき、左右両側から救急処置ができる広い患者室、搬送中の患者への負担軽減を配慮した数々の装備を特長としている。
三菱高規格救急車「ディアメディック」
1.商品特長
1.機動性、安全性、運転のし易さ
(1)取り廻しが良く、耐久性と安全性を高めたボデー構造
- コンパクトボデーと最適ホイールベースの設定及び前輪独立懸架の採用で最小回転半径をクラス最小の4.9mとし、救急車に求められる、小廻り性、機動性を確保した。
- 前輪独立懸架、後輪に乗り心地向上リヤスプリングの装着によって、直進安定性、高速走行時の操舵感、ロール安定性等、優れた操縦安定性を実現し、救急車に最適な仕様とした。
- サンドイッチ構造のFRP一体成形ボデーを採用することによリ、剛性、断熱性、弾性、軽年変化による劣化が無い等、優れたボデー構造とした。
(2)ゆとりのエンジンパワー
- 140馬力のハイパワーを誇る無過給4D35ディーゼルエンジンを搭載し、余裕の動力性能を確保した。
(3)充実した安全装備
- 滑りやすい路面での制動時にも車両の方向安全性を高めるABSを標準装備した他、複合曲面サイドミラー、衝撃吸収ステアリングシステムなどんの充実した安全装備を採用した。
- 大型一体散光式警光灯をルーフ前後に各2灯ずつ装備し、視認性の向上及び1灯が切れた時の安全対策にも配慮した。
2.救急医療処理の為の配慮
(1)オプション装備品の患者監視モニターや半自動除細動器等種々の医療機器を自在にレイアウト出来るオープンスペースをはじめ、右壁面収納庫、サブストレッチャー収納庫、シート下部収納庫等収納スペースを十分に確保し、幅広いニーズに応える内容とした。
- 各種医療機器を据付け、収納する資器材庫には、耐久性、実用性が高く、清潔感のあるFRP製を採用した。
- 広いフロアスペースを確保し、架台の移動によって左右両側から救急処置が施せる仕様とした。
搬送中の患者への配慮
- リヤスプリングは、最適ばね定数とフリクションの少ないばね特性によって、路面の振動を抑え、搬送中の患者への衝撃を大幅にやわらげた。
- メインストレッチャーの架台は、高さ、前後傾斜が無段階に調整可能で、左右スライド(5ポジションロック)が行える高機能の電動油圧式防振架台を採用し、搬送中の患者への負担をやわらげる構造とした。
- ボデー左側面にスライドドア、リヤに跳ね上げ式ドアを採用し、患者の乗降、器材の出し入れを容易にした。また、両ドアには、内蔵モーターの働きで軽く閉めるだけでドアを自動的に引き込み、完全に閉めることができるアクティブパワーロックの採用により半ドアを防ぐと共に、搬送中の患者に衝撃を与えずに確実にロックできるようにした。
東京地区メーカー希望小売価格(車両本体価格)
仕 様
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型 式
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価 格
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無過給直噴140馬力ディーゼルエンジン
4速オートマチック、ABS、救急車専用サスペンション |
KC-FE568C
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15,000
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- 希望小売価格(車両本体価格)は、参考価格です。(1997年7月7日現在)
価格は各販売店にお問合せ下さい。
- 価格には、スペアタイヤ、標準工具、ジャッキが含まれます。
- 販売店でセットする付属品は、別途扱いとなります。
- 保険料、税金(含む消費税)、登録に伴う費用は別途申し受けます。
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