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日頃より、大型車をご使用の皆様におかれましては、適正な点検整備を実施いただいていることと存じますが、大型車の車輪脱落事故は年間100件以上発生している状況にあります。
令和4年2月に国土交通省に設置された「大型車の車輪脱落事故防止対策に係る調査・分析検討会」の調査では、ホイールボルトやナットに設計・製造上の欠陥は認められず、タイヤ交換時の適切な点検、ホイールボルトおよびナットの清掃、適切な給脂、ホイールナットの適切な締め付けや増し締め等が行われていない点検整備に起因した脱輪事故が確認されております。
特に、冬用タイヤへの交換時期に発生する件数が顕著であり、左後輪が多数を占めている状況です。
これらの状況から、国土交通省および連絡会構成団体は、大型車の車輪脱落事故防止「令和4年度緊急対策」を実施いたします。
日本自動車工業会においては、大型車メーカー4社から、大型車をご使用いただいている皆様にダイレクトメールをお送りさせていただき、タイヤを脱着した際の適正な点検整備方法をお知らせ致します。
あわせて、初度登録から4年を経過した車両については緊急点検をお願いさせていただきますので、ご協力をお願いいたします。
ISO方式ホイールナットが装着されている全車。
適正なタイヤ脱着作業やホイールボルト、ナットの点検整備等について、ダイレクトメールに同封されているチラシ及び車両に搭載されている取扱説明書を改めてご確認いただき、確実な点検整備実施をお願いたします。
ISO方式ホイールナットが装着されている大型トラック・バスのうち、過去の事例から、車輪脱落事故の発生率が高くなる初度登録から4年超(初度登録年月日が平成30年9月30日以前)の車両において、特に冬用タイヤへの脱着作業後に車輪脱落事故が発生しているケースが多いため緊急点検の実施をお願いいたします。
※緊急点検内容 :ダイレクトメールに同封されております作業要領書に則って作業をお願いします。
タイヤ交換やタイヤ脱着を含む作業を外部(タイヤショップ、自動車整備工場等)に依頼している場合は、作業の依頼先にも作業要領書をご提示いただき確実な作業実施を依頼いただきますようお願いします。
※作業要領書
「ISOホイールナット緊急点検」作業実施要領書 (PDF)
タイヤ脱着編「ISOホイールナット緊急点検」作業実施要領書 (PDF)
ダイレクトメールに同封の作業要領書により緊急点検を実施した結果、劣化したホイールナットが見つかった場合は、必ず交換をしてください。
その場合、ダイレクトメールに同封されている所定の用紙に必要事項をご記入の上、ご準備いただきますと共にアンケートにご協力いただければ、交換した分の純正ホイールナットを無償提供させていただきます。(手順につきましては、同封の「アンケートへのご協力依頼とホイールナットの無償提供手順書」をご確認ください)
※純正ホイールナットを無償提供させていただく対象車両は、緊急点検対象車とさせていただきます。(ISO方式ホイールナットを採用した大型トラック・バスのうち、初度登録年月日が平成30年9月30日以前)
※無償提供させていただく純正ホイールナットの数量は、該当する大型車の左側後輪分を最大とさせて頂きます。
(無償提供の対象整備期間 :令和4(2022)年10月1日 から 令和5(2023)年2月28日)
※緊急点検の実施を外部(タイヤショップ、自動車整備工場、大型自動車メーカー系列店舗等)へ依頼される場合、依頼先での点検作業工賃は有料となります。
あらかじめご承知おきください。
初度登録 | お知らせの内容 | 実施いただきたい内容 |
平成30(2018)年9月30日以前 | 1.適正な点検整備の実施方法のお知らせ | ・適正な点検整備内容のご確認 |
平成30(2018)年10月1日以降 | 1.適正な点検整備の実施方法のお知らせ | ・適正な点検整備内容のご確認 |
国土交通省 脱輪事故防止キャンペーン(外部リンク):
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha09_hh_000293.html
日本自動車工業会 連結式ナット回転指示インジケーターの取扱い(PDF)
日本自動車工業会 大型車車輪脱輪脱落事故防止のための取組み(外部リンク):
https://www.jama.or.jp/operation/truck-bus/wheel_fall_off/