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  • BEHIND THE SCENES

    FUSO2024年カレンダー「今までも、そしてこれからも」

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鮮やかな⾊彩の浮世絵⾵の2024年カレンダー。イラストレーターの武藤⽂昭⽒が込めた想いとは。

古くから暮らしに⽋かせない運輸業。そのパートナーとして、三菱ふそうは物流、ビジネス、ドライバーなど働く⼈々に寄り添い、⽀えあってきました。

コンセプト
90 年以上の歴史の中で、私たちはこれまでの歩みや先⼈達の教えから多くを学んできました。現在ばかりに⽬を向けるのではなく、その “Heritage” を未来へつなげることを⼤事にしています。

アーティスト
この温故知新の思いを込めて、2024 年のカレンダーデザインは⼀枚の絵の中に過去と現代を織り交ぜ、運輸業が⽇常にもたらす豊かさを表現しました。ブランドスローガン”Future Together”にもぴったりマッチした、素敵なイラストを手がけていただいたイラストレーターの武藤文昭氏にお話を伺いました。

武藤⽂昭: イラストレーター、画家。岐⾩県出⾝。名古屋芸術⼤学美術学部を卒業。⽇本画の技法を元に、現代と昔が⼊り混じる世界を浮世絵タッチで描く。広告、雑誌、書籍などで幅広く活動中。

浮世絵で描く現在の姿

“運輸”は時を超えて変化してきました。それがもたらす普遍的な恩恵を、浮世絵の持つ華やかなタッチで表現した武藤⽒。「⼤学を卒業してデザイン関係の会社に勤めていたのですが、絵を描くことが好きだったので、仕事とは別にイラストや⽇本画などの作品を描いていて、個展を開いたりしていました。ある地図のデザインをご依頼いただいたときに浮世絵のエッセンスを取り⼊れてみたのですが、想像以上に⾯⽩い作品ができたんです。考えてみると、それが今の作⾵の原点と⾔えるかもしれません。」

「私⾃⾝、クルマのデザイナーに憧れていた時期もありましたので今回のお話をいただいたときはとても嬉しかったですね。」 彼はこのプロジェクトが始まって以来、それまで気に留めていなかったトラックが⽬に付くようになったと⾔います。「ああ、私の知らないうちに働くクルマがこうやっていろいろなモノを運んでくれている。ドライバーさんたちへの感謝の気持ちを込めて、暮らしの⾵景の中でクルマのカッコよさが際⽴つようにイラストを描き上げました。」

「イラストを描くときに⼤事にしているのは、浮世絵が表現している⽇本⼈らしい⾃然感や捉え⽅のようなものを取り⼊れることです。そうすることで絵に、どこか新しい印象や⾃然で暖かみのある雰囲気を出せるんじゃないかと考えています。」

武藤⽒の絵にもまた、温故知新の精神が反映されています。

「浮世絵はとても奥が深く、例えば北斎は絵を模写してみるとその凄さに気付きます。先⼈から学べることは、まだまだ沢⼭ありますね。」

過去と現代の調和

武藤氏は、今回の絵について「過去と現代を1枚の絵の中で描き分けながら自然な見え方にする」点が醍醐味だったと振り返ります。

「イラストはいつも手書きのスケッチとデジタルのツールを組み合わせて描いていくのですが、新しい試みとして過去の風景は木版画風に、現代は水彩画風に描き分けるという手法を採用しました。その結果、新しい表現が生まれ今までにない面白い絵が出来上がったと思います。」

1月-2月:漁港、Canterと大八車

3月-4月:街中、eCanterと天秤棒

5月-6月:温泉街、Rosaと駕籠屋

7月-8月:建設現場、Fighterと大工

9月-10月:大橋、Aero Queenと人力車

11月-12月:コンテナヤード、Super Greatと廻船

季節感は、雲や空の色、モチーフなどで表現。木版画の摺り重ねの風合いや、過去と現代の色遣いの対比と相まって、風情のある絵に仕上がりました。境目には雲や霞を置くなど日本画の手法を取り入れてあり、その他にも細かい仕掛けがたくさん盛り込まれていて、見るたびに新しい発見がある楽しいカレンダーになっています。

「普段、何気なく目にしている三菱ふそうのトラックやバスですが、よく見てみると個性があってそれぞれカッコよさや愛嬌があります。このカレンダーをきっかけに、私のようなファンがひとりでも多く増えてくれれば嬉しいです。」

伝えたい想い

運輸は、生活の安定や社会の発展においてとても重要な役割を担っています。それは時代にあわせて形を変えながらも、変わることなく続いていきます。

これからも私たち三菱ふそうは技術の進歩やイノベーションを続け、いつまでも運輸の世界で働く人々と一緒に未来を築いていく最高のパートナーでありたいと願っています。