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    2025年の三菱ふそうカレンダー:日常を描いた四季の旅

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イラストレーター「あんよ」さんに聞く、2025年三菱ふそうカレンダーのデザインに込めた思い

2025年の三菱ふそうカレンダー

毎年作成している三菱ふそうのカレンダー。次はどんなデザインが出るか楽しみにしている方も多いのでは?2025年版は、ある家族の季節ごとの一年間のストーリーを描くコンセプトで、日々の暮らしに三菱ふそうがそっと寄り添う温かみのある作品となりました。

今回デザインを手がけたのは、イラストレーターの「あんよ」さん。大学卒業後、大手精密機器メーカーの光学設計の分野で医療機器開発に携わったのち、2020年にフリーランスのイラストレーターとして独立。現在は主に風景・背景イラストの制作を手掛けています。

このブログでは、「あんよ」さんにカレンダー制作にまつわる技法や思いなどについて伺いました。

Q.優しく繊細なタッチのイラストですが、どのような技法で描いているのでしょうか?

作品は全てデジタルツールで制作しています。ペンタブレットを使い、デスクトップPC上で描いています。商用のイラスト制作の世界ではデジタル制作が一般的ですね。いわゆる手描きのアナログ制作に比べ、デジタルですと拡大や書き込みが楽にできて、更に幅広い色の展開が可能になります。よって繊細な表現などは、意外かも知れませんが、デジタル制作が適しているのです。

関連記事 過去の三菱ふそうカレンダーとそれにまつわる秘話はこちらから: 2022年版2023年版, 2024年版

Q.三菱ふそうのカレンダー制作に込めたお気持ちを教えてください。

これまでゲームや書籍、MVやアニメのイラストを数多く担当させていただきましたが、企業カレンダーはほとんどありませんでした。企業カレンダーの制作は、比較的短納期で枚数も多くスキルアップに繋がることから、喜んで参加させていただきました。また三菱関連企業からの依頼ということもあり、ぜひ挑戦したいという気持ちになりました。

Q.トラックやバスをモチーフとして扱う上で、制作面で課題はありましたか。

建物などの人工物を入れるのは、作品に情報を加え易いので私自身好きなモチーフでもあります。しかしトラックやバスを、背景の一部でなく、メインのモチーフにすることは新しい取り組みでした。描く時には、特に車両の外観に気を配りました。実際の商品と違いがあると商用のカレンダーとして成立しないからです。

また今回は、季節ごとに家族が登場し、ストーリーを展開していきます。普段の作品では人物は1、2人に限定されることが多いのですが、家族を扱うテーマというのも新しい挑戦でした。これらの点は良い経験になりました。

Q.素材集めはいつもどのようにされていますか。

外に出てカメラやスマートフォンで気になる対象を撮影することが多いです。私のような写実的な作品は、空気感や温度、風、匂い、そして湿度まで伝えることが大切なので、そのためには写真で収集することがもっとも良い方法だからです。今回トラックやバスの撮影を行う中で、実は世の中にこんなにたくさん走っているのだという気付きも得られました。

 

Q.ありがとうございました。最後に今後の目標を教えてください。

最初にフリーランスとしてイラストレーターを始めた時には、殆どの作品が背景メインだったのですが、この仕事を続けていくうちにキャラクターの入った仕事をいただくことが徐々に増えてきました。今、自分の中でそれらのキャラクターの魅力を如何に出すか、ということが課題となっています。今後はそこの技術を更に磨き、成長していきたいと思います。

結びに

トラックやバスが日常生活でどのような役割を果たしているかは、多くの人にとって見過ごされがちです。しかし、商用車は私たちの日常生活のさまざまな場面で重要な役割を果たしており、なくてはならないものです。バスで通学する子どもたちや、トラックで配達されるクリスマスプレゼントを心待ちにする家族など、商用車は私たちの日常生活に欠かせない存在です。

これからも私たち三菱ふそうは、お客様やユーザーの皆様にとって常に信頼できるパートナーでありたいと願っています。

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