三菱ふそう
2014年上半期世界販売7.1%増
日本、アフリカ、東南アジアで堅調な伸びをみせる
2014年8月 1日
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2014年上半期(1-6月)世界販売は、7.1%増の86,050台 |
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日本市場は27.0%増の22,375台と大幅な伸び |
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アフリカは50.7% 増の4,725台を達成 |
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東南アジアは4.3%増の37,886台 |
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2014年は、商品で攻勢をかける:50以上の市場に新製品を投入するとともに、成長市場であるアジア、アフリカ、中東、ラテンアメリカ向けの戦略車の販売を続ける |
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新アジア・ビジネスモデルは更に前進する:2020年までに三菱ふそう・DICV社 合計で29万台の販売をめざす |
三菱ふそうトラック・バス株式会社(代表取締役社長:アルバート・キルヒマン、本社:神奈川県川崎市、以下:MFTBC)は、2014年上半期(1-6月)の世界販売台数が、対前年同月比7.1%増の86,050台(2013年上半期:80,357台)に増加したことを発表しました。三菱ふそうの本拠地である日本は、27.0%増の22,375台 (前年同期:17,620台)と増加しました.日本以外の海外販売は、微増の63,675台(前年同期:62,737台)となりました。台数の増加は、お客様からの三菱ふそう製品への評価が高い、日本、東南アジア、アフリカで見られています。当社は、販売を更に強化すべく、50以上の市場・セグメントに新製品を投入するとともに、成長市場であるアジア、アフリカ、中東、ラテンアメリカ向けの戦略車の販売を計画しています。
MFTBC取締役副社長、セールス・アフターセールス本部長のマーク・リストセラは、
「当社の上半期の高い販売実績を誇りに思うとともに、当社の製品に対するお客様の高い評価の結果であると考えております。また、成長市場に対して投入する新しいセグメントのトラックを本年各国で発売する重要なマイルストーンになりました。更なる前進のために、成長市場向戦略車をアジア・アフリカのみならず、中東、ラテンアメリカにも積極的に投入する計画です。」と述べました。
MFTBC取締役副社長、三菱ふそうセールスジャパン本部長の末廣明夫は、
「消費税増税の影響で第2四半期の初めは、一部需要の低下がみられたにもかかわらず、日本市場の総需要は高めに推移しています。当社の燃費効率に優れた製品は、お客様に価値をもたらすとともにランニングコストの削減に貢献しています。現在当社の旗艦車種である新型“スーパーグレートV”を発表するとともに、大型セグメントでのシェア拡大を計画しています。」と述べました。
本拠地である日本、そしてアフリカ、東南アジアで高い伸びを見せる
MFTBCの本拠地である日本では、27.0%増の22,375台(前年同期:17,620台)を記録しました。これは、一部消費増税による影響があったものの、引き続き総需要は高めに推移しています。
当社は、環境に優しく、燃費に優れた製品を提供してきた結果、お客様にそれらが受け入れられ、販売への良好な結果につながりました。
一方海外販売では、63,675台(前年同期:62,737台)と微増となっていますが、特にアフリカでは、50.7%増の4,725台(前年同期:3,136台)と大幅に増加しています。また、最大の輸出市場である東南アジアでは、4.3%増の37,886台 (前年同期:36,334台)と引き続き堅調に推移しています。
2014年は、新しい商品セグメント、新しいモデルで攻勢をかける
当社は、2014年販売を更に強化すべく、新しい商品セグメントを市場投入するとともに、新製品を50以上の市場・セグメントに投入する計画です。その中で成長市場であるアジア、アフリカ、中東、ラテンアメリカ向けの戦略車の販売を計画しています。MFTBCは、世界150カ国以上で販売を行っています。
お客様に更なる選択肢を〜最新鋭のFUSOトラックを成長市場に
この頑丈で燃費が良いFUSOトラックは、成長市場においてお客様のニーズにマッチするよう開発した製品で、当社のアジア・アフリカにおける高いプレゼンスをさらに強化するものです。厳しい走行条件で厳格な試験を行ない、最大限の耐久性を実現しました。
新型FUSOトラックは既にケニア、スリランカ、ザンビア、タンザニア、ジンバブエ、バングラデシュ、ブルネイで販売されており、インドネシアについては現地販売会社より既に受注を開始しており、近々発売となります。
新型FUSOトラックは、車両総重量9〜16トンの中型トラック「FA」および「FI」、車両総重量25トン以上の大型トラック「FJ」、「FO」および連結総重量49トンの大型トラック「FZ」の合計5機種展開する予定で、お客様への幅広い選択肢を提供していきます。これらのトラックは、MFTBCのアジア、アフリカ、中東、ラテンアメリカなどに展開していきます。
新アジア・ビジネスモデルは更に前進
新アジア・ビジネスモデルは、ダイムラー・トラック部門の中期ビジョンである「DT#1(Daimler Trucks Number One)」に基づくもので、ダイムラー・トラック部門の主要地域であるアジア、アフリカ、中東、ラテンアメリカという成長地域でのリーダーシップを高める戦略です。
その中で、MFTBCの川崎工場、およびDICVのチェンナイ工場の生産効率を高めるとともに、MFTBCとDICVを合わせた販売台数を、2020年に29万台までに倍増させる計画です。このことにより、ダイムラー・トラック・アジアとして、ダイムラー・トラック部門のターゲットである2015年までにグローバル販売台数50万台、そして2020年までに70万台以上という台数に貢献していきます。
この新しいビジネスモデルは、アジアにおけるダイムラー・トラック部門において、商品ポートフォリオ、開発ネットワーク、共同購買、生産体制の協業を加速していきます。短期的には、すでに物流、IT等の分野で協業が進んでいます。
MFTBCについて
三菱ふそうトラック・バス株式会社 (MFTBC) は、川崎市に本社を置く、アジアにおけるトップクラスの商用車メーカーです。2013年には、大型・中型・小型トラック・バスを全世界で合計172,400台販売しました。MFTBCの株式は、89.29%をダイムラーAGが所有し、10.71%を三菱グループ会社が所有しています。MFTBCはダイムラーAGのダイムラー・トラック部門の一員です。