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三菱ふそう

インド向け車両開発をサポート

〜4月より現地生産を開始〜

2012年3月2日

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:アルバート・キルヒマン、以下:MFTBC)は、インドのDaimler India Commercial Vehicles Pvt. Ltd.(以下:DICV)で生産、販売される車両の開発および生産のサポートを行っていますが、今般、DICVは現地において、BharatBenz(バーラト・ベンツ)ブランドで、2014年までに販売する小型トラックおよび大型トラック17機種を発表しました。

今回、DICVが発表した小型トラックは、MFTBCの小型トラック「キャンター」および中型トラック「ファイター」のプラットフォームを活用したもので、4D34型4気筒ディーゼルエンジンを搭載。車両総重量9トン(エンジン出力:100kW)および、12トン(エンジン出力:125kW)仕様となります。なお、大型トラックはダイムラー社のAxorのプラットフォームを活用した車両で、車両総重量は25トン、31トン、および49トン(トラクター)となります。

MFTBCは車両の開発・生産に際し、全面的にDICVをサポートしてきました。具体的には、車両全体設計、CAE解析、車両の実験・評価方法、エンジンおよびトランスミッションの現地化、生産技術等の分野であり、DICVへの技術者の派遣および、同技術者のMFTBC受け入れを行っています。これにより、高積載量や厳しい道路事情等があるインド市場に特化した車両を、短期間でお客様に提供することが可能となりました。


インド市場向け小型トラック

今後DICVでは、2012年4月よりインド南部のチェンナイ近郊にあるOragadam(オラガダム)工場にて同車両の生産を開始します。部品の現地調達率は85%を予定しています。なお、同工場の生産能力は初期段階では年36,000台を予定しており、今後は70,000台まで拡大する予定です。
また、2012年第3四半期までに70以上の現地ディーラーを通じて販売を開始、2014年までに販売ネットワークを100拠点以上に拡大する予定です。

DICVについて
DICVはダイムラー社の子会社で、2011年2月に設立。社員数は1,200名。社長はMarc Llistosella。ダイムラー社の5番目のブランドである「バーラト・ベンツ」をインド国内に展開。