三菱ふそう
アジア・アフリカ向戦略車、ケニア・スリランカ市場にて発表
〜Total Kenya Motor Show 2013に出展〜
2013年9月6日
三菱ふそうトラック・バス株式会社(代表取締役社長:アルバート・キルヒマン、本社:神奈川県川崎市 以下:MFTBC)は、アジア・アフリカ向戦略車「FUSO」トラックをケニアで初公開しました。
今回発表した戦略車は、Daimler India Commercial Vehicles Private Limited (以下:DICV社)で生産したもので、大型トラック「FJ」を9月6-8日、ケニア首都ナイロビで開催されている東アフリカ最大規模のTotal Kenya Motor Show 2013(トータルケニアモーターショー2013)にて公開しました。近日中にスリランカ市場においても発表予定です。
今後MFTBCの販売ネットワークを通じ、アジアやアフリカ地域15ヶ国へ輸出、販売する予定です。
ケニア市場に投入した、大型トラック「FJ」
取締役副社長でセールス・アフターセールス本部長のカイ・ウーヴェ・ザイデンフースは
「我々の本拠地である日本がダイムラー・トラックにとって重要な市場である一方、アジアおよびアフリカなどの新興国市場では、今後著しい成長の可能性があると認識しています。今回のケニアにおける新型“FJ”の発表は、ケニアの市場ニーズに的確に沿って設計されており、ダイムラー・トラックとして、更なるトラック・アジアの活動の試金石となるでしょう。」と述べました。
アジア・アフリカ向戦略車「FUSO」トラックは、車両総重量9〜16tの中型トラック「FA」、「FI」および車両総重量または連結車両総重量25〜49tの大型トラック「FJ」、「FO」、「FZ」の5機種で構成されており、お客様へより幅広い選択肢を提供しています。同車は、インド南部のチェンナイの近郊に位置するDICVオラガダム工場で生産されています。
MFTBCはアフリカ市場に、現在30ヶ国以上参入しています。MFTBC川崎工場は、アフリカ各地に完成車ならびに組立工場にノックダウン部品を供給し市場へ展開しています。現在、インドで生産している最新鋭「FUSO」トラックを新たに追加するとともに、MFTBCはアフリカ市場の持つ販売生産性を最大限活かすため更なるアフリカ市場ネットワークの開拓を計画しています。
東アフリカに属するケニアは、MFTBCが中心となり構成されるダイムラー・トラック・アジアにとって有望な海外市場です。三菱ふそうのトラックを販売しているナイロビのシンバ・コルト・モーターズは、多くの現地ディーラーとのネットワークを保有しており、今後FUSOトラックの販売が更に拡大されると見込んでいます。
当社は、企業ビジョンである「FUSO2015」内で掲げる戦略的成長に向けた5つの柱を軸に、アジアやアフリカの新興国市場で確固たる地位を築けるよう、海外事業の強化に向け邁進します。
なお、「FUSO 2015」において「海外事業の収益性改善」を活動の柱として取り組んでおり、2015年までに「販売台数を年間20万台まで増加」を目標としています。