三菱ふそう
「キャンター エコ ハイブリッド」が平成25年度「省エネ大賞」
資源エネルギー庁長官賞(製品(輸送)分野)を受賞
〜生産物流工程の「サプライチェーンにおけるCO2削減」も
資源エネルギー庁長官賞(業務・輸送分野)をダブルで受賞〜
2014年1月23日
三菱ふそうトラック・バス株式会社(代表取締役社長:アルバート・キルヒマン、本社:神奈川県川崎市、以下:MFTBC)は、平成25年度「省エネ大賞」において、「キャンター エコ ハイブリッド」が製品・ビジネスモデル部門の資源エネルギー庁長官賞(製品(輸送)分野)を受賞するとともに、生産物流工程の「サプライチェーンにおけるCO2削減」も省エネ事例部門の資源エネルギー庁長官賞(業務・輸送分野)を受賞したことを発表しました。
「省エネ大賞」は一般財団法人 省エネルギーセンターが主催し、優れた省エネ活動事例や技術開発による先進型省エネ製品等を表彰し、省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進に寄与することを目的とするものです。
表彰は1月29日から東京ビッグサイトで開催されるENEX2014 「第38回地球環境とエネルギーの調和展」にて行われるとともに、受賞者発表大会で受賞内容の解説を行います。
なお、当社の受賞は、平成20年度のハイブリッドノンステップ大型路線バス「エアロスター エコ ハイブリッド」の省エネルギーセンター会長賞(自動車部門)に続くもので、自動車業界として初の「省エネ事例部門」、「製品・ビジネスモデル部門」の2部門同時受賞となります。
平成25年度「省エネ大賞」 資源エネルギー庁長官賞(製品(輸送)分野)を受賞した
キャンター エコ ハイブリッド
[ 製品・ビジネスモデル部門 ]
資源エネルギー庁長官賞(製品(輸送)分野)
テーマ名: 小型トラック「新型キャンター エコ ハイブリッド」
小型ハイブリッドトラック「新型キャンター エコ ハイブリッド」の主な特長
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クラストップの12.8km/L(2.0トン積クラス)の燃費性能 |
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平成27年度重量車燃費基準をオーバー達成 |
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クリーンな排出ガス (ポスト新長期規制に対して、NOx, PMを30%更に低減) |
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ハイブリッドシステムとデュアルクラッチ式トランスミッションの組み合わせ(世界初)による燃費の大幅向上とイージードライブを両立 |
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小型、高性能なラミネートタイプリチウムイオン電池を採用 |
「キャンター エコ ハイブリッド」はこれまで国内外で様々な賞を受賞しています。
国内では、ハイブリッド用モーター内蔵デュアルクラッチ式トランスミッションが、「2013年次RJCカーオブザイヤー特別賞」を受賞するとともに、「第3回かながわ地球温暖化対策大賞」を受賞しています。
海外では「Irish Green Commercial of the Year 2013」、「Best Energy Efficient Product Award」に続き昨年12月に「European Transport Sustainability Prize 2014」を受賞しています。
[ 省エネ事例部門 ]
資源エネルギー庁長官賞(業務・輸送分野)
テーマ名: 「サプライチェーンにおけるCO2削減」
生産物流工程の「サプライチェーンにおけるCO2削減」活動の概要:
2011年に作成した企業ビジョン「FUSO 2015」の中で、「業界をリードするグリーン・イノベーション」を目標の一つに掲げ、環境に貢献する企業となるべく、企業活動の全プロセスにおいて2015年までに2005年比で10%のCO2排出量削減を目指している。
「サプライチェーン」におけるCO2低減活動は、物流部門が主体となり、トラック生産にかかわる国内物流から国際物流、そして工場内物流全体で、2015年までに2010年比5%のCO2排出低減(CO2量 1,500t相当)を数値目標として改善活動を実施している。
取り組んだ主な省エネルギー施策
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ミルクラン及び鉄道輸送へのモーダルシフト
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部品輸送のミルクランによる改善 |
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部品のトラック積載率改善 |
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名古屋地区サプライヤー・川崎製作所間 モーダルシフトによる改善 |
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部品輸送用折り畳み鉄製容器(パレット)作成 |
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(2) |
完成車両輸送におけるキャリアカーの活用と輸送中の経由地削減による直納率向上
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小型トラックのキャリアカー輸送の拡大(大型トレーラータイプによる輸送) |
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車両輸送中の経由地削減による直納率向上 |
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工場内使用フォークリフトの電動化 |
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工場納入会社に対するエコドライブトレーニング |
今回の受賞についてMFTBC取締役会長の鈴木孝男は、
「“キャンター エコ ハイブリッド”及び生産物流工程の“サプライチェーンにおけるCO2削減”活動がこのような栄誉ある賞を受賞できたことを、心より誇りに思います。今回の受賞は、“キャンター エコ ハイブリッド”が国内最高燃費を実現し、地球温暖化原因のCO2削減とクリーンな排出ガスで環境に配慮した製品であることを証明しました。
さらに車両生産に関わる物流プロセスにおいても、“サプライチェーンにおけるCO2削減”というテーマを掲げ、省エネルギーや環境負荷低減を第一に考えた活動を実施した結果が、ダブル受賞につながったと考えます。
この活動は、当社のみでは実現できない取組みであり、ご協力いただいた関係者の皆様へ感謝申し上げます。
当社は、今回の受賞を励みに、これからも更なる省エネルギー製品・プロセスの開発・構築を進めてまいります。」と、述べました。
MFTBCは中期経営ビジョンである「FUSO 2015」を2011年に策定しました。5つの柱からなるゴールの一つである「業界をリードするグリーン・イノベーション(環境貢献企業)」では、「2015年までCO2排出量7.5%削減」を目標にしており、環境・燃費性能に優れた商品をお客様に提供して参ります。