三菱ふそう
大型観光バス「エアロエース ショートタイプMM」を発売
2014年8月7日
● |
衝突被害軽減ブレーキ「AMB」と運転注意力モニター「MDAS-III」を標準装備し、
お客様に最大限の安全を提供 |
● |
プラズマクラスターイオン発生装置と抗菌シート生地により、快適性能を向上 |
三菱ふそうトラック・バス株式会社(代表取締役社長・CEOアルバート・キルヒマン、本社:神奈川県川崎市、以下:MFTBC)は、安全・快適装備を充実した、新型大型観光バス「エアロエース ショートタイプMM」を全国の三菱ふそう販売会社及び三菱ふそう地域販売部門から発売します。
新型大型観光バス「エアロエース ショートタイプMM」は、車両衝突時の被害を軽減する、衝突被害軽減ブレーキ「AMB」を全車標準装備しました。「AMB」は、高精度のミリ波レーダーにより、前車との車間距離を監視し、衝突の恐れがあるときに、ブレーキ制御により衝突時の速度を抑えます。
また、白線認識カメラや各種センサーで運転手の注意力を計測し、警報を発する運転注意力モニター「MDAS-III」を標準装備しました。運転注意力モニターは、運転注意力の低下に起因する事故の予防を目的として、1996年に世界で初めて大型トラック「スーパーグレート」に搭載し、現在改良を重ね3代目となりました。未然に事故を防ぐアクティブセーフティ(予防安全)技術を搭載した装置として高く評価されています。
当社の大型観光バスはお客様の様々な走行シーンを想定し、運転注意力モニター「MDAS-III」、車間距離警報、車線逸脱警報装置などの事故を未然に防ぐ「アクティブセーフティ」技術から、事故発生に備える、衝突被害軽減ブレーキ「AMB」などの「パッシブセーフティ」技術まで、最先端の安全技術を全車に標準搭載し、お客様の安全運転を支援します。
エアロエース ショートタイプMM (撮影用特別仕様車)
1. 商品特長
(1)衝突被害軽減ブレーキ「AMB」を標準装備
「AMB」は前方車両など障害物への追突が避けられないときに、状況に応じて自動でブレーキをかけ、衝突時の速度を低下させ、被害を軽減するパッシブセーフティ技術です。前方車両との距離をミリ波レーダーで監視し、追突の危険性がある場合には、まず警報音を発し、回避操作が行われない場合は、報知音と緩いブレーキを作動させます。なおも回避操作が行われない場合に、報知音と強いブレーキを作動させ、衝突速度を抑えます。
(2)運転注意力モニター「MDAS-III」を標準装備
運転注意力モニター「MDAS-III」は、システム起動後15分間で走行状況やドライバーの運転特性を学習した上で、白線認識カメラや各種センサーが運転操作を総合的に判断し、注意力が低下していることを検知し、より早い段階で警報音を発します。
また、メータークラスター内の注意力レベル表示に加え、車線逸脱警報機能と連動することにより、注意力が低下した状態で車線をはみ出した際は、はみ出し側のスピーカーから警報音を発生し注意を喚起します。
より早い段階からのアクティブセーフティ(予防安全)により、乗員、乗客の安全を守ります。
(3)プラズマクラスター※イオン発生装置と抗菌シート生地を標準採用
プラズマクラスターイオン発生装置を標準採用しました。この事により、室内の浮遊カビ菌を除菌することができ、室内環境の向上をはかりました。
また、新たに抗菌シート生地を採用し、快適性能を高めています。
※プラズマクラスターは、シャープ株式会社の登録商標です。 |
(4)トランクスペースを拡大
従来のトランクスペースに加え、新たな収納スペースを確保しました。
(5)その他
・ |
急ブレーキ作動時における二次被害軽減のため、ハザードランプを高速点滅させ、後続車に知らせる緊急制動表示灯(ESS)を標準装備しました。 |
・ |
室内灯及び路肩灯にLED照明を採用し、環境と安全性向上に配慮しました。 |
・ |
UVカットガラスを新規オプション設定しました。 |
2. 車両スペック及び東京地区販売価格 (消費税含む:消費税率8%)
主な車型 |
エンジン |
トランスミッション |
主な仕様 |
価格(円) |
TDG-MM97FH(HG) |
6M60(T2)
199KW(270PS) |
6速M/T |
29人乗り
後方サロン仕様 |
32,954,300 |
TDG-MM97FH(撮影用特別仕様車)
今回の新型大型観光バス「エアロエース ショートタイプMM」発表について、MFTBCバス事業本部長の橋口博光は、
「この大型観光バスは、三菱ふそうの開発理念に基づき、乗客および乗務員の皆様に、安全・安心・快適を提供することをめざし、開発してまいりました。当社は、バスの安全装備の開発をさらに進め、予防安全技術を強化してまいります。当社の大型観光バス“エアロシリーズ”は安全性、経済性とともに車内環境にも配慮した、三菱ふそうバスのフラッグシップとして、これからも時代をリードします。」と述べました。
MFTBCは中期経営目標である「FUSO 2015」を2011年に策定しました。5つの柱からなるゴールの一つである「業界をリードするグリーン・イノベーション(環境貢献企業)」では、「2015年までCO2排出量7.5%削減」を目標にしており、環境・燃費性能に優れた商品をお客様に提供して参ります。