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三菱ふそうトラック・バス株式会社

プレス リリース

三菱ふそう

FUSO、中東イラン市場に参入

2016年1月26日

 

  • 三菱ふそうはダイムラー・トラックの販売戦略の一環として、イラン市場に参入
  • 制裁解除後のイランで高まる商用車需要に対応
  • 現地販売会社と販売契約を締結
  • ダイムラー・トラックのブランドを扱う現地事務所を2016年第1四半期に開設予定
三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:マーク・リストセーヤ、以下MFTBC)は、ダイムラー・トラックの販売戦略の一環として中東のイラン市場に参入します。経済制裁解除後の同国で見込まれる商用車需要の高まりにいち早く対応するため、参入を決定しました。
現地販売代理店として、中東大手の架装メーカーおよび販売代理店であるMammutグループ(本社:ドバイ)傘下のMayan社と契約を締結しました。同社のディーラーネットワークで、2016年内に小型トラック「キャンター」のイラン国内での販売を開始します。
またダイムラー・トラックは2016年第1四半期内に、イランの経済成長やインフラ基盤向上に貢献するため、メルセデス・ベンツとFUSOブランドを扱う現地事務所の開設を予定しています。
イランは2010年からの制裁にも関わらず、中東ではサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)に続く市場規模です。イランのGDP成長率は制裁前で4%、過去10年では2.5%を下回る程度でしたが、2014年のGDPは3600億ドルでした。GDPの半分以上は製造業が占めています。同国の関係省庁の試算によると、3〜5年以内の買い替え需要は約3万台となっています。
ダイムラー・トラックは中東・北アフリカ地域(MENA)で、現地顧客との関係強化、市場変化への迅速な対応、リードタイムの短縮を目的として2015年10月末、UAEのドバイにリージョナル・センターを開設しました。同センターは、商用車事業部門が開設を予定する世界6カ所のリージョナル・センターの第1号となります。MENAのセンターはイランを含む19カ国(アフガニスタン、アルジェリア、バーレーン、エジプト、イラン、イラク、ヨルダン、クウェート、レバノン、リビア、モロッコ、オマーン、パキスタン、カタール、サウジアラビア、シリア、チュニジア、UAE、イエメン)の販売活動を統括しています。
ダイムラー社としてイランでは、1953年からメルセデス・ベンツブランドの乗用車および商用車を販売しています。制裁前には年間約1万台の販売実績があり、そのほとんどが商用車でした。