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•ニュージーランドにて、エネルギー効率・保全局の低排出ガス車両競合ファンドの助成金を受給
•電気小型トラック「eCanter」5台をオークランド市内のゼロ・エミッション・エリアで実証、さらに1台がお客様向けのプロモーション車両として助成対象に
•数ヶ月以内に本格投入を控えた「eCanter」の市場開拓を狙う
三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO ハートムット・シック、以下MFTBC)は、ニュージーランドの販売代理店FUSOニュージーランド(本社:オークランド、代表取締役社長:カーティス・アンドリュース)が同国エネルギー資源大臣およびエネルギー効率・保全局(Energy Efficiency and Conservation Authority)から助成金を受給したことを発表します。電気小型トラック「eCanter」6台が助成の対象となり、ニュージーランドにおける交通のゼロ・エミッション化を推進します。
助成対象となる電気小型トラック「eCanter」6台のうち5台は、オークランド市のゼロ・エミッション・エリアで実施する物流事業者による一年間の実証試験で使用されます。この取り組みは、オークランド有数の密集エリアで大気汚染物質の排出量を低減させることを目指し、低排出ガス車両の普及を推進するものです。この実証試験を通じて、物流事業者と同市の交通基盤を担うオークランド・トランスポート社は、「eCanter」などの電気トラックの採用による市内の交通や配送への影響に関する知見を得ることを目的としています。1台はFUSOニュージーランドが所有し、数か月以内に本格的に市場投入することを踏まえ、お客様向けのプロモーション車両として使用します。
助成金は、ニュージーランド政府による新たな低排出ガス交通プロジェクトを支援する取り組みの一環です。エネルギー効率・保全局(Energy Efficiency and Conservation Authority)が運営する低排出ガス車両競合基金(Low Emission Vehicle Contestable Fund)が、全22件のプロジェクトに対して総額370万NZドルを拠出します。同基金はニュージーランド国内で現在稼働中の450箇所以上のEV充電ステーションに対する資金援助も行っています。
日本や各国政府の脱炭素に向けた動きが加速する中、「eCanter」は世界中の都市交通の重要な役割を担います。騒音がなく、排出ガスゼロの「eCanter」は都市内の騒音やCO2の低減に貢献するソリューションとして、国内外のお客様から高い評価を得ています。現在200台以上の「eCanter」が米国、欧州、日本のお客様の下で稼働しており、総走行距離はグローバルで300万km以上に到達しています。
FUSOニュージーランドについて
FUSOニュージーランド(FUSO New Zealand Ltd.)は2017年にニュージーランド市場におけるふそうブランドの輸入代理店および販売代理店としてオークランドを拠点として設立されました。FUSO ニュージーランドは現地企業Keith Andrews Trucksの傘下企業です。ふそう車は45年以上にわたりニュージーランドで稼働しており、現在、国内に所在する19のカスタマーサービス・パーツ拠点により支えられています。大型、中型、小型のトラックおよびバスの全モデルを、MFTBCの川崎工場およびダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(本社:インド)のチェンナイ工場から完成車としてニュージーランドに輸出しています。
2020年のデモ走行でニュージーランドのワイヘキ島を走る電気小型トラック「eCanter」
ニュージーランドの首都ウェリントンの郊外を走行する「eCanter」