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新型大型路線バス「エアロスター」を発売
-オートライト義務付け対応とEDSSの改良で安全面を強化―

 

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下 MFTBC)は、大型路線バス「エアロスター」を2023年10月施行のオートライト機能の義務付けに対応して改良した新型モデルを発売します。「エアロスター」の新型モデルは全国の三菱ふそう販売会社及び三菱ふそう地域販売部門にて12月より販売します。

「エアロスター」の新型モデルは、走行中に周囲の明るさを検知し、自動的にヘッドライトを点灯・消灯するオートライトを2023年10月の規制施行に先駆けて装備しました。新型モデルでは、ディスチャージヘッドランプにオートライト機能を新たに追加しました。オートライトはスイッチがオフの場合でも、センサーにより自動点灯し、薄暗い時間帯の安全性の向上をサポートします。合わせて、自動車が発する騒音を制限するための騒音規制の規制値「フェーズ2」にも対応しました。

また、ドライバー異常時対応システム(EDSS: Emergency Driving Stop System)も改良しました。EDSSは、ドライバーが安全に運転できないなどの緊急事態が発生した場合に、運転席及び運転席後方の客席最前部に設置された非常ボタンを押すことで、車両を緊急停止させる安全装置です。非常ボタンが押された後にシステムが減速を開始する際に、車内で警報音とアナウンスが流れ、車外ではハザードランプの点滅とクラクションの連続吹鳴で周囲に緊急停止を通知します。新型モデルでは、客席の非常ボタンが作動開始してからブレーキが作動するまでの間も、アクセルが強制的にオフになります。また、車両が緊急停止した後にも音声案内を継続して警報を報知する設定となりました。

 

■「エアロスター」新型モデル(撮影用特別仕様車)

 

・ディスチャージヘッドランプ

 

・ドライバー異常時対応システム(Emergency Driving Stop System:EDSS)

 

 

 

三菱ふそうトラック・バス株式会社について

三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)は、ダイムラートラック社が89.29%、三菱グループ各社が10.71%の株式を保有し、川崎市に本社を置く商用車メーカーです。90年の長い歴史を持つFUSOブランドの、小型、中型、大型トラックやバス、産業用エンジンを含む製品を世界170以上の市場向けに開発・製造・販売しています。2017年、初の量産型電気小型トラック「eCanter」を市場に導入し、2019年には、日本の商用車市場のベンチマークとなる、SAEレベル2相当の高度運転支援技術を搭載した大型トラック「Super Great」を商用車メーカーとして初めて日本に導入しました。MFTBCは、ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(DICV)とともにダイムラー・トラック・アジアの一員として、製品開発、部品調達、生産などの分野で協力し、お客様に最高の価値を提供しています。

 

FUSOブランドについて

「FUSO」はダイムラートラックのブランドの一つです。世界170以上の市場において小型、中型、大型のトラックやバスといった幅広い商用車や、産業エンジン、コネクティビティソリューションを展開しています。日本の商用車業界における象徴的ブランドであり、90年にわたって、日本ならではの品質や熟練技術によって、効率性や安全性、快適性を追求した商品を提供してきました。特に小型トラックセグメントの商品ラインアップで評価されており、小型トラック「キャンター」は世界中の様々な市場でトップシェアを獲得しています。2017年には日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」を発売し、FUSOはeモビリティにおけるパイオニアとしての地位を確立しました。FUSOのブランドスローガンである「Future Together」は、私たちがお客様に対し安全かつサステナブルな輸送ビジネスを共に未来へ繋いでいくことを約束する意思が込められています。2022年、効率性や安全性、快適性を礎に、FUSOブランドは誕生から90周年という新たな節目を迎えました。