部品センターを厚木市から横浜市幸浦に移転

・部品物流の効率化を図り、お客様の車両稼働率をサポート
・国内向けトラック用モータープールも一部幸浦へ移転

三菱ふそうトラック・バス株式会社（本社：神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO：カール・デッペン、以下 MFTBC）は、アフターセールス向け部品倉庫「厚木部品センター」（神奈川県厚木市）を横浜市幸浦へ移転したことをお知らせいたします。「幸浦部品センター」として稼働を開始した新部品センターの開所式を2023年5月30日に実施しました。

厚木部品センターは、1978年の開設以来、MFTBCのアフターセールスにおける部品供給網の基幹拠点として機能してきました。日本国内の販売・サービス拠点に部品を提供するとともに、ハッテン（フランス）、チェンナイ（インド）、ドバイ（アラブ首長国連邦）などダイムラートラックグループの物流拠点と連携し、海外市場への部品輸出機能も担ってきました。厚木部品センターでは、常時およそ14万点の部品を保管し、1日平均約1万9千点の部品を出荷しています。厚木部品センターの全ての部品管理・供給機能が2023年4月に幸浦部品センターへ移行しました。

新設した幸浦部品センターは、アジア太平洋地域における大手不動産企業であるESR Group Limitedが開発した「ESR幸浦ディストリビューションセンター1」に位置します。同センターは新築でありながら、国内のエネルギー効率認証制度で最高ランクを取得するなど、高水準の環境配慮がなされています。MFTBCが利用する延床面積65,500㎡の施設は、レイアウトの最適化によって業務効率を向上します。また、横浜港や都市間道路、MFTBCの川崎製作所に近く、お客様への部品納品時間を従来に比べて平均3日短縮することが見込まれます。

MFTBCは部品センターに加え、完成車のモータープールも移転しました。これまで国内外向けのトラック完成車は、約1,500台を収容可能な川崎市東扇島のモータープールで保管していました。今回のアウトバウンド物流体制の刷新に伴い、国内市場向け完成車用モータープールの一部を幸浦に、輸出市場向け完成車については川崎港に隣接する横浜市大黒ふ頭に移転します。MFTBCは、幸浦に重要な物流機能を集中させることで、よりスムーズな物流体制の構築を目指します。

このたびの物流体制の変更は、MFTBCが社を挙げて進めている業務効率向上の取り組みの一つです。MFTBCは、この物流管理体制の改善によってさらなるお客様サービスの向上と部品供給力の強化を実現し、「世界を動かし続ける全ての人々のために」というダイムラートラックグループの目的達成に向けて進み続けます。

幸浦部品センターが所在する「ESR幸浦ディストリビューションセンター1」

三菱ふそうトラック・バス株式会社について

三菱ふそうトラック・バス株式会社（MFTBC）は、ダイムラートラック社が89.29％、三菱グループ各社が10.71％の株式を保有し、川崎市に本社を置く商用車メーカーです。90年以上の歴史を持つFUSOブランドの、小型、中型、大型トラックやバス、産業用エンジンを含む製品を世界約170の市場向けに開発・製造・販売しています。2017年、初の量産型電気小型トラック「eCanter」を市場に導入し、2019年には、日本の商用車市場のベンチマークとなる、SAEレベル2相当の高度運転支援技術を搭載した大型トラック「Super Great」を商用車メーカーとして初めて日本に導入しました。MFTBCは、ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社（DICV）とともにダイムラー・トラック・アジアの一員として、製品開発、部品調達、生産などの分野で協力し、お客様に最高の価値を提供しています。