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地球
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  • 気候、環境の保護
  • サーキュラーエコノミー(循環経済)

三菱ふそうは、ダイムラー・トラックグループの一員として、パリ協定の目標達成に向け明確に取り組んでいます。持続可能な輸送を成功させ、気候および環境保護に貢献することを目指します。

気候、環境の保護

また、当社は業界の変革と脱炭素化に貢献することを目指しています。輸送の脱炭素化のため、バッテリー電気自動車(BEV)と水素動力車両の2つのトラック戦略を追求しています。

製品

2017年に日本初の量産型バッテリーEVトラックとして発売されたeCanterは、走行時にCO₂や他の排気ガスを排出せず、振動と騒音が少ない車両です。2024年時点では、最新モデルのeCanterが7つの市場で展開されています。また、車両に合わせて、三菱商事や三菱自動車と連携し、電気自動車向けの包括的なサービスを提供するオンラインプラットフォーム「EVNION」を運営しています。さらに、2024年にはヤマト運輸とAmpleとの協力関係により、EVトラックのバッテリー交換の公道実証実験も開始しました。

加えて、新型スーパーグレートは高性能で燃費効率の高いエンジンを搭載し、先進技術を特徴としています。空力性能を向上させ、スーパーハイルーフを採用した新しいデザインにより、日本のJH25モードに基づく新燃費基準を達成するトラックとなっています。

生産

私たちは、省エネルギー施策、再生可能エネルギー発電、および非化石証書の導入を加速させるため、提携企業やステークホルダーと積極的に協力しています。効果的な環境マネジメントシステムと最新技術を活用し、統合型の環境保護アプローチを進めています。川崎工場と中津工場で調達するすべての電力は再生可能エネルギー由来のものです。さらに、 三菱ふそうバス製造株式会社も、2023年に100%実質再エネ電力での運営を開始しました。

生産施設でのCO₂排出削減の取り組みに加え、地域のニーズや生物多様性を考慮した緑地の整備と地域開放を通じた地域の魅力向上、地域清掃活動など、複合的な環境活動を実施しています。これらの成果と地域社会への貢献が評価され、三菱ふそうは川崎市より環境功労賞を受賞しました。

サプライチェーン

私たちは、直接的なサプライヤーとの契約条件に持続可能性基準を明記することで、環境への献身的な取り組みを行っています。この一環として、生産材料のサプライヤーには、ISO14001または同等の基準に準拠した、認証された環境マネジメントシステムを求めています。

さらなる進展のため、CDPサプライチェーンプログラムを実施し、対話を通じてサプライヤーの脱炭素化戦略やCO₂削減目標に関する透明性の確保に努めています。

サプライヤーには、CO₂e排出量削減への取り組みを継続的に改善するよう奨励していますが、同時にサプライチェーンにおけるCO₂e排出量の基準値策定活動も実施しています。この活動により、製品に含まれる材料の割合を把握し、上流サプライチェーン、特に鋼鉄、アルミニウム、プラスチックといった原材料の生産における温室効果ガス排出量の主要な要因を特定しています。今後、材料の排出量は新規プロジェクトや契約授与の意思決定においてより重要な役割を果たすようになります。

さらに、サプライチェーンの脱炭素化に向けた内部活動に加え、サプライヤーによるCBAM(炭素国境調整メカニズム)やEUDR(欧州森林破壊規制)への参画を含む、欧州規制を満たすための取り組みも実施しています。

目標

2050年までに、世界中で当社の新型トラックおよびバスの走行時CO₂e排出量ゼロを目指します。欧州、米国、日本では2039年までの実現を目指します。

欧州では、バランスシート上でCO₂eニュートラル生産を達成しました。2025年に日本でこれを実現することを目指しています。

さらに、2030年までに、2021年比でScope 1およびScope 2の温室効果ガス(GHG)排出量を42%削減することを目標としています。

直接サプライヤーとともに、2039年までに欧州、米国、日本で、そして2050年までに世界中で、CO₂eニュートラル製品およびサービスの実現を目指します。


気候、環境保護についての情報

サーキュラーエコノミー(循環経済)

三菱ふそうは、製品の使いやすさを向上させながら、製品ライフサイクル全体にわたる資源消費と廃棄物の削減に継続的に取り組んでいます。

日本では、自動車リサイクル法(使用済自動車の再資源化等に関する法律)に基づき、2024年にはASRとエアバッグ、フロンのリサイクルを推進しています。2022年にはASRとエアバッグのリサイクル率が95%を超えました。

自社の事業活動においては、再生可能エネルギーの調達やエネルギー効率化施策を通じて温室効果ガス(GHG)排出量の削減に努めており、サプライヤーにも同様の取り組みを奨励しています。

「グリーン生産イニシアティブ2030」では、生産拠点での水使用効率の向上と廃棄物削減を目指し、また、CO2e排出量の削減と再生可能エネルギーの利用拡大を目標としています。

また、三菱ふそうは、純正の新品と同等の厳格な仕様と基準で再製造される、リマニュファクチャリング部品を提供しています。純正のリマニュファクチャリング部品では、生産に必要なエネルギーと貴重な原材料の消費を低減でき、結果的に顧客にとっての大きな費用削減につながります。同時に、同部品はゼロから生産されるわけではないため、製造時の排出量削減にもなります。

さらに、バッテリー材料の価値最大化、EVの総コストと環境影響の削減を図り、顧客のEV移行を促進するため、EVバッテリーからアノード、カソード、電解質材料を回収する試験施設の構築を目指しています。

目標

循環経済に沿った事業活動を目指します。グローバルな生産ネットワーク全体で水使用効率の向上と廃棄物の最小化を図ります。